梅田蔦屋書店イベント
人生で最もしりたい
「教育」の授業
~神道と武士の精神から学ぶ教育の真髄~

教育が大事である理由

7月の蔦屋イベントのテーマは、「教育」です。

人生とはまさに「教育」そのものです。

オギャーと生まれた瞬間から、親に育てられ、
学校に入学したら、先生に育てられ、
会社で働き始めたら、上司に指導され…

親になったら今度は自分の子供を育て、
会社では部下を育てる側になり、
はたまた世に一石投じるような事業を育てていく…


誰かに育てられ、
そして同時に育てるのが「人生」と言えるのではないでしょうか。
このように、「教育」というのは私たちの身近に、
まるで空気のように当たり前にあるものですが、

誰かに「育ててもらう」こと、
誰かを「育て、導いていく」ことも、
ちゃんと教えてくれる人や機会がないのが、
残念ながら今の日本の実情ではあります。

「教育」という器を育てていく機会がないがために、
自分が親から受けてきた教育を、
無自覚のうちに子供や部下、周りの人に強要してしまったり、
知らぬ間に親と同じような人生を送っていたり・・・

ということが起こるのです。


例えば、
親が離婚した経験がある人は、
「自分は絶対離婚しない!」と心底誓っていても、
なぜか、同じように離婚を繰り返してしまう・・・

というのは実はよく聞くケースです。

親の影響を超えるために

もちろん、親の教育がすべて悪いわけではありません。

しかし、生きとし生けるものが、
遅かれ早かれ親元を離れて自立するように、

まず「自らの足で立つ」ことが大切です。


親の影響を超えた先に、
ようやくあなたの「真の物語」が始まるのです。

そして、「親からの影響」には、
プラスの面とマイナスの面、両方あるのですが、

マイナスの影響を改善し、小さくしていくと同時に、
なるべくプラスの面を残していくことで、
自分も、周りの人も、部下も、家族も、孫も、
そしてひいては、全人類がより良い方向に成長していくことへ繋がっていくのです。

日本に根付いていた「教育の精神」

その昔、日本には、「教育の指針」が広く、
庶民の日常の中に溶け込んでいた時代がありました。

それが、「武士道」です。

「武士道」とはそもそも何か…
はっきりとした定義はありませんが、

自ら仕える主君や同志、子孫のために命をかけた武士たちは、
折れない強さと愛を兼ね備えた戦士としての完成を目指し、

神道や儒教、仏教の良い所だけでなく、
一見相反する要素すらも融合させ、目の前の日常で活かす、実践的道徳だったと考えられます。


武士道のエッセンスは、
そうやってバラバラなもの、
ぶつかり、衝突しあっているものを「一つ」にまとめあげていく、「和の精神」そのものです。
そういった精神を教わっているのと、いないのとでは、
日常の過ごし方、感じ方、見える景色、人との接し方、仕事に向き合う姿勢など、
全てにおいて、圧倒的な差が生まれてきます。

「武士の子育て」

今回の蔦屋イベントには、
石川真理子先生に講師としてお越しいただきます。

石川先生は、厳格な武家の娘としての躾を受けられ、
明治大正昭和の時代をたくましく生き抜いたたおばあさまと、
12歳までともに暮らしましたが、

後年、祖母の生き様を思い出しながら、
挫けそうな時にかけてくれた言葉を思い出すにつけ、

戦後日本人の女性が忘れてしまった「人としての立ち振る舞い」、
「凛と美しい日本女性としてのあり方」が散りばめられていることを知ります。


それこそが武家の女性の矜持そのもの・・・
つまり "女子の武士道" だったと気がづいたのでした。

石川先生は、武士の精神から、
この激動の時代、「人はどうあるべきか」を、
日常の出来事や言葉に置き換えて、わかりやすく語ってくださっています。

代表的な著書には、「女子の武士道」や「武士の子育て」などがありますが、
「女子の」とタイトルに含まれているように、
武士の精神が育んだ「凛とした女性」がいるからこそ、
立派な男性、明るく安らぎに満ちた家庭、そして温かい社会が作られていくのだということが、
きっとご理解いただけることでしょう。

さらに、
武士の精神を継承した女子から見た、
「真の武士」とはかくあるべきだと暗に諭される、
男子もまた必読の内容になっています。

世のため人のために貢献できる人を育てる

人生は、自分が幸せになるだけでなく、
だれかを幸せにしていく中に、生きる喜びと醍醐味が存在します。

そして、その精神が、
まさに武士道の中に散りばめらていると言えるのです。
令和に入り、「調和」が求められる今だからこそ、
現代社会で忘れられてしまっているその思いを、しっかりと学ぶことが大事です。

すべての仕事は教育である

これからの時代、すべての仕事は教育化していきます。

子育てだけではありません。

どんな分野の仕事であったとしても、
その中で相手に何を伝え、
どのように導いていくのか?

「教育」という視点が必要不可欠になってきています。

セミナー内容

羽賀ヒカル 「これからの時代の教育」

羽賀ヒカル - プロフィール

占術家。神道家。
1983年、京都生まれ。大阪府立大学卒業。
十五歳の時、九つの流派の占いを極めた伝説の占い師「北極老人(ほっきょくろうじん)」と出会い、占いの道に入る。高校生ながら生年月日、手相、風水、方位、姓名判断などの様々な占いを修めていく。また同時に古神道の秘伝を口伝継承によって受け継ぐ。
大学生時代から本格的に、人生相談(出会い、恋愛、結婚、夫婦関係、命名、子育て、就職、転職、人間関係、引っ越し、お金……、などの悩み)に乗り数千人を開運に導く。クライアントは幅広く、優良企業の経営者、有名コンサルタント、ベストセラー作家、芸能界、財界、セミナー講師、占い師、ヒーラーなどの著名人も、お忍びで通う。特に、占いや精神世界に深く精通している人ほど、北極流の奥深さに驚嘆する。
現在の日本人に失われつつある神道の精神を蘇らせることを使命として、日々、人生相談に乗りながら、youtube等の媒体による情報発信、全国各地で講演活動を行っている。
主な著書に『ドラゴンノート』『不思議と自分のまわりにいいことが次々に起こる神社ノート』(共にSBクリエイティブ)、『たった1日の参拝で人生が変わる! 六龍が導く神社ガイド』(主婦と生活社)などがある。


石川真理子 「武士の教育」

石川真理子 - プロフィール


昭和41年(1966) 東京都出身。祖父方が仙台藩士、祖母方が米沢藩士という武家の家系に生まれ、明治生まれの祖母から武家に伝わる薫陶を受ける。
文化女子大(現・文化学園大学)卒業後、大手出版社の編集プロダクション勤務。独立後は広告・雑誌・書籍における文筆活動の他、出版プロデュースを手がける。一方で、武士道や武家の生活文化を独自に学び、忘れられた「婦道」について執筆やセミナーを通じて啓蒙活動を行う。
主な著書:『女子の武士道』『女子の教養』『勝海舟修養訓』(いずれも致知出版社)、『新島八重 武家の女はまつげを濡らさない』(PHP研究所)、『明治女が教えてくれたプライドのある生き方』『いまも生きる「武士道」 武家の女性の精神を貫いた祖母の教え』(いずれも講談社)、『心をたがやす言の葉帖』(グッドタイム出版)。


日程・場所

日時 2019年7月17日(水)19:00~21:00
(開場18:30)
会場 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 梅田蔦屋書店 4thラウンジ
最寄駅:大阪梅田駅から徒歩6分
定員 70名
※定員が埋まり次第、受付終了となります。
会費 3,000円(税込)
支払方法 銀行振込もしくはクレジットカード決済(paypal)の事前入金をお願いします。
主催 グレイトティーチャー株式会社
共催・協力 梅田蔦屋書店 SBクリエイティブ 扶桑社 三笠書房